元九州大学大学院教員▶総合型・推薦型コンサルタントのヨコガワです。
志望理由書には正解がない
志望理由書の合格基準がわからない
と良く言われますが、
これらの正解や合格基準がわかっていれば対策しやすいと思いませんか?
そのヒントになる記事を見つけましたので紹介します。
京都大学の「特色入試の」記事
京都大学の「特色入試」の合格発表が行われました。
そこでこんな記事がありますので紹介します。
京大「特色入試」合格者数ランキング・全214高校【2020年入試版】
合格者数ランキングを紹介する記事ですが、
ここで紹介する理由は、
総合型選抜を受験する人すべてに
知っておいてほしいことが、
さりげなく書かれているからです。
まずは上の記事を読んでみてください。
表は見なくても構いません。
文章だけを読んで、
どこがあなたのAO入試の対策に役立つか、
わかるでしょうか。
この一文を読み飛ばさず、
総合型選抜の対策に活かせる!
とピンと来たでしょうか?
わかった人は
なぜこの一文が大事なのか
理由も考えてみてくださいね。
大学内部からの視点
これは対策をするうえで
かなり重要なことです。
実際、塾長が大学での業務経験で
このことを知っていたから
そのための行動を指導してきました。
その結果として
大きな成果=難関校への合格
を果たしてきたからです。
大学内部にいたからこそ
知れたことです。
だから、
受験生や保護者だけでなく、
高校教師、
塾講師でも
大学内部のことは知らない人がほとんどでしょうから、
この一文を読んでピンとくる人は
ほとんどいないでしょう。
正解発表
では、正解です。
京都大の特色入試では、関係者の話からすると、受け入れる側である学部学科の教授の意見が尊重される傾向にあるようだ。
https://diamond.jp/articles/-/216251?page=3
わかりましたか?
それでは、なぜこの一文が重要なのかを説明します。
ここでは、
関係者からの情報として
京都大学の特色入試に限った話として、
紹介されていますが
実はほとんどの大学で
これは行われていると思われます。
京都大学に限った話ではありません。
もちろん、国公立、私立も関係ありません。
つまり、
あなたが志望する大学・学部でも
同じように選考が行われるということです。
そして、その選考では
教授の意見が尊重される
ということです。
もうわかりましたか?
まだわからない人の方が多いかもしれませんね。
なぜこの一文が重要なのか
それでは詳しく説明してみますね。
評価する教授(採点官)は
・卒業研究
・大学院での研究
を指導することになります。
だから指導したいと思う生徒を選ぶということです。
勘違いしないでほしいのは、
教授の個人的な好みで選ぶ
という意味ではないということです。
指導したい生徒というのは、
具体的には、
- うちの大学に入学すればもっと成長するだろう
- 自分たちの専門分野に貢献してくれるだろう
- うちの大学で専門性を身につけて、社会で活躍してくれるだろう
こんな生徒です。
だから
誰が採点官かわからなくても
こういった基準で選ぶので、
対策はできるのです。
志望理由書の対策ができる訳
志望理由書の対策ができるというのも
わかっていただけたのではないでしょうか?
だから国公立理系メインで合格率118%を達成できるのです。
こういうことをきちんと伝えることができれば
合格に直結します。
そして、
- この志望理由書の内容が本当か、
- どこまで詳しく考えているのか
などを確認するために面接があります。
ですから
志望理由書の対策が
面接の対策にも直結します。
採点官に
わかりやすく
納得してもらえる
志望理由書の作成が一番大事
と当塾で言っているのはこういう理由もあるのです。
ぜひ志望理由書作成の参考にしてみてください。
志望理由書で書く内容についてはこちらも参考にしてくださいね。
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