元九州大学大学院教員▶総合型・推薦型・編入コンサルタントのヨコガワです。
よく生徒さんから、
「面接の練習はいつからすればいいですか?」
と質問をされます。
それでは練習は何時からすればいいでしょうか?
多くの人は2週間ほど前から始めているようですが、実はそれでは間に合わないかもしれない落とし穴があるんです。
当塾では1ヶ月前から始めることを進めていますが、その理由を説明しますね。
面接対策は1ヶ月前から
初めて練習をする場合は1ヶ月前から練習をすることをお勧めしています。
それは質問の意図をしっかりと理解し、自分の頭で考えて伝えるという習慣を身につけるためです。
実は私達は、日常の会話でなんとなく相手が言っていることがわかっているつもりになっているので、会話ができると思いこんでいます。
当塾の生徒さんを見ている限り、会話は普通にできていますが、最初の面接練習できちんとした受け答えができている生徒さんはほとんどいません。
なぜなら、日常会話と面接でのコミュニケーションは全くといっていいほど、違うものなのです。
詳しくはこちらを見てくださいね。
1ヶ月かかる理由 その1
質問の意図をしっかりと理解し、自分の頭で考えて伝えることが習慣になるまで身につける必要があります。
普段できていないことなので、これはすぐに身に付くものでもありません。
面接は付け焼き刃では通用しません。
ですから、普段の日常生活の中でも、
質問された時、
あるいは、
会話の中で相手がどのようなことを伝えたいのか、
相手がどのようなことを答えてほしいのか、
ということをしっかりと理解して答えるという習慣を身につけてほしいと思います。
このようなことを身につけるためには、これまでの経験上、1か月程度かかるのが普通です。
1ヶ月かかる理由 その2
そして1ヶ月前から始めたほうが良いもう1つの理由は、
しっかりと練習したのは態度に表れてくるということです。
1~2週間程度で急いで面接練習をした人と1か月間練習をしてきた人では、
考えてから答える習慣、
態度、
言い方や話し方、
話すペース
などいろんなところで練習量の違いというのが現れてきます。
つまりしっかり練習してきたことが雰囲気で相手にきちんと伝わります。
面接ではありませんが、実際に私が大学にいた時に、学生から、
学会発表の練習にどれくらい時間をかければいいでしょうか、
という質問を何度か受けたことがあります。
その時も1ヶ月ほど前からするように指導をしていました。
学会発表でも、しっかり準備してきた人とそうでない人は見ればすぐに分かるからです。
そして、しっかり相手に伝えられるようになるのに、やはり1ヶ月かかるのです。
面接官である大学教員は、準備不足かどうかはすぐにわかります。
ですから面接練習も、直前にバタバタするのではなくて、何回も何回も練習をしましょう。
繰り返すことで必ずうまくなります。
練習によって大学の先生であってもきちんとコミュニケーションが取れるのです。
また、それだけの練習を積み重ねてきたんだということが相手に伝われば、大学への熱意があることも伝わります。
そういった熱意も大学は見たいと思っています。
じっくりと時間をかけて面接の練習してきたことは自然に態度で伝わるのです。
もし、面接に自身が持てないようならまだまだ練習不足だと思って、繰り返し練習を重ねましょう。
まとめ
面接の練習に必要な時間のめやすとその理由は、
- 面接練習は1ヶ月前から(面接まで1ヶ月を切っている場合はすぐにでも始める)
- 日常会話とは違うことを認識し、普段から意識して話を聞く
- 質問の意図をしっかりと理解し、自分の頭で考えて伝えることが習慣になるまで身につける
- 態度で大学入学への熱意が態度で伝わるくらい練習する
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