元九州大学大学院教員▶AO・推薦・編入コンサルタントのヨコガワです。
質問を頂きましたので、お答えします。
Q. 私が学びたい研究をされているのが、教授と助教なのですが、どちらの方のことを志望理由にしたほうが良いですか?
私が学びたい研究をされているのが2人いて、教授と助教なのですが、どちらの方のことを書いたほうが良いとかありますか?
A. 合否には関係ありません。
あなたのより興味が強い先生の専門を書くのが良いです。
どちらの専門が、あなたにとっての魅力や関心の強さをより具体的に示せるかを考えてみれば当然のことです。
受験生が教員のランクに気を使う必要はありませんし、ランクが高い教員に興味があるかどうかで合否を決めるはずもありません。
教授と助教のどちらの研究も同じくらい興味があって、決めかねる場合は、教授にすればよいでしょう。
なぜなら、そんなことで悩んでる暇があれば、その先生の研究内容をできるだけ詳しく調べて理解したほうが良いからです。
とにかく、志望理由書は内容が大事です。なぜあなたがその大学で学びたいのか、それを採点官にしっかり伝えることが最重要なのを忘れないでくださいね。
そもそも志望理由書を書く訳がはっきりとわからない人はこちらも参考にしてくださいね。
理解してから書いた人と、そうでない人では、本人にはわからないほど大きな差が出ます。
実際に、どんな内容で書いたらいいかはこちらが参考になりますよ。
一般に、講師や助教は受験の採点や合否に関わりません。
教員のランクが高いほど、合否に関して裁量が大きいのが一般的です。
教員のランクは、上から順に、教授、准教授、講師、助教、です。
また、今は大学教員も期限付きで雇われている場合が多く、ランクが低い教員ほどその期間が短いです。
ですから、あなたが興味を持っている教員が、3年後(ゼミに入る時点)にその大学にいるかどうかはわかりません。
講師や助教はゼミを持たないのが普通ですので、この助教の授業は受けることができても、ゼミで研究指導を受けられるかどうかはわかりません。
ゼミを受けられるかどうかは、大学のホームページや教員の個人ホームページなどに書かれている場合がありますので、ぜひ調べてみてください。
もちろん、直接電話やメールで問い合わせることも可能です。
ただし、礼儀正しく問い合わせないとマイナスになりますから注意が必要です。
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