総合型選抜(旧AO入試)・学校推薦型選抜(旧推薦入試)・編入学への想い

当塾では総合型選抜、学校推薦型選抜での大学進学、および編入学をお薦めしています。

なぜなら、本来の大学選びは筆記試験の偏差値で決めるものではなく、大学では目標を持って学んだほうが社会で活躍できるからです。

 

そもそも、教育の目的は、

大学入学ではありません。

大学は社会で活躍するための通過点です。

 

しかし、高校(進学校)や多くの塾は

大学入学が目標になっています。

いわゆる学力試験(筆記試験)で入学した学生が、

入学後に進路を間違ったと思って進路変更したり、

大学入学後にやる気をなくしてしまう、

そんな学生を見てきました。

 

大学もこのような状況を改善すべく

このような方式での入試を行うようになったのです。

ご存知の通り、

偏差値が高い大学を卒業していても、

仕事ができない(=社会で活躍できていない)人も多いのです。

 

また、高校までの学び方と大学での学び方は

大きく異なります。

大学での学び方は、社会での学び方に近づきます。

つまり、

教えられることから、

自分から主体的に学ぶこと、

に変わるのです。

さらに、

教室以外で学ぶことも多くなります。

 

なのに、入学で求めることが、

教科書に書いてあることを覚えることが重要視される

「偏差値」

ということに違和感を持っている人も多いのではないでしょうか?

 

大学で学びたいことがある、

もっと言えば、この大学のこの先生のもとで一緒に研究してみたい、

あるいは、

今の能力や知識をより発展させたい、

と思っていても、

偏差値で邪魔されてしまっていたのです。

 

そして、筆記試験重視で偏差値によって大学を振り分けてきた結果、

大学の個性が見えなくなり、

大学を偏差値で評価する風潮が生まれました。

 

しかし、大学にも個性があり、

偏差値は高くなくても、

世界でトップ、あるいは唯一の研究をしている大学はたくさんあります。

むしろ、大学はそれを目指して、教員や大学院生は日々活動しています。

 

大学が求める学生像に合った生徒を

学力試験では拾いきれない生徒の資質や意欲を積極的に評価するためです。

目的があって学ぶのと、そうでないのとでは成長具合が全然違いますからね。

 

また、大学入学後に、自分の興味が変わったり、

思っていたのと違うことに気づいた学生には、

編入学という方法もあります。

 

こういう思いと、社会で活躍する人材育成のため、

当塾は総合型選抜・学校推薦型選抜、あるいは編入学に絞った指導を行っています。

 

総合型選抜(旧AO入試)は、

一芸入試と言われたり、

楽な入試

といった間違った認識がされることが多いですが、

決してそうではありません。

 

志望理由書を大学教員(採点官)が見て

「ぜひうちの大学に入学してほしい」

と思われるように書き上げるのは、とても大変です。

大学でやりたいことがはっきりしていても、

それをきちんと論理的に説明しなければなりません。

 

論理的な文章を読んだり書いたりするプロ(大学教員)から

評価される文章を書けるようにならなければなりません。

 

どんな大学でも合格できるレベルの志望理由書を書くためには、

高校生なら

普通は数か月かかります。

これは書く内容が決まってからの期間です。

めやすですが、書く内容をきめるための準備期間も入れれば半年以上が標準、少なくとも3ヶ月はかかります。

 

ここまで、志望理由書を「書く」ことを強調してきましたが、

いちばん大事なのは、言うまでもなく内容です。

様々な情報を集め、

それを整理してまとめる、

そして、自分のこれまでの経験や考え方と合わせて、

大学で学びたいこと

将来、社会でどう活躍したいか

まで、具体化する。

それには、何度も何度も自問自答したり、

いろんな大学を比較したり、

その大学でやっている研究を調べるために、専門書を読んだり

といった作業が必要です。

だから、十分な時間を必要とします。

高校2年生から準備しないとできない対策もあります。

つまり、志望理由書は、

  • 内容
  • 書き方

の2つの対策が必要です。

 

総合型選抜は、一般入試(学力試験)に比べ、

かなり多くの時間と手間をかけて採点しています。

採点官はもちろん一人ではありません。

複数の採点官で志望理由書を読み、

これまでの経験や考え方から

将来の展望までが、

論理的に説明できているかをチェックします。

日本語が理解できるか、誤字脱字がないかといったチェックではありません。

 

実際、酷い志望理由書ばかりです。

受験生や保護者、高校教師が大丈夫と思ったものでもです。

(ほとんどの受験生が、周りの大人に確認してもらってます)

採点官はかなりがっかりしますし、ほとんど点数を付けることができません。

これが現状です。

 

この原因は、指導できる人がおらず、

論理的な文章を書く機会がないために、

きちんと習ったことがない

からです。

国語の教師も例外ではありません。

 

せっかくやりたいことがあっても

きちんと相手に伝わる文章でなければ評価されません。

もったいないです。

すごくもったいないです。

 

だから、

「私がやるしかない」

そう思い、始めることにしました。

 

総合型選抜の志望理由書が書けるようになれば、

就職活動で必須のエントリーシートや志望理由書も当然書けるようになります。

つまり、

総合型選抜の志望理由書対策は、

就職活動にも活かせますし、就職後の業務にも活かせます。

 

当塾では入試にしか通用しない指導は行っていません。

もっと根本的なところから指導しています。

そしてこれは、面接対策にもなるからです。

 

こういう経緯ですので、

「大学や社会に出て、本当にやりたいことがある、

だけど、どうしたらいいわからない」

という強い想いがあり、

当塾の考え方を理解していただける方だけに指導しています。

  • 総合型選抜で楽して大学に入りたいと思っている受験生や保護者
  • 内容より授業料を重視される方

はお断りします。

  

長々と書きましたが、

大学でやりたいこと、学びたいことがある人が進学するのが

本来の大学進学であり、

そういった人たちには全力でサポートしたいという

熱い気持ちで指導させていただいています。

熱すぎて時には厳しくなることもありますが、

それは絶対に合格してもらいたい

という一心で指導させていただいているからとご理解いただきたく思います。

 

講師プロフィール

ヨコガワ 忠司

総合型選抜・学校推薦型選抜・編入コンサルタント

経歴

大学入学まで

兵庫県の県立高校(県内では中の上くらいのランク)から一浪で九州大学理学部生物学科に入学。

子どものころからの生きもの好きで、図鑑ばかり見て過ごしていたため、生物学者にあこがれる。

生物学は理系の学問であるにもかかわらず数学が苦手で、高校3年間は自宅での学習はほぼ数学だけというほど、数学を勉強したが、なぜ苦手なのか原因がわからず成績は伸びなかった。

センター試験で失敗(特に数学I)し、二次試験でも取り返すことができず、現役時代には合格できず。センター試験の生物の最初の問題で、「ゾウリムシの大きさ」を問う問題が出題され、「生物は暗記じゃないんだ、こんなことを覚えて何の意味があるのか?」と強く憤りを感じたことを今でも覚えている。

浪人時代は、 週末は野外で生物の採集・観察を続けながらも、自分の苦手を克服することから着手し、基礎学力を徹底的に磨くことで効率良く成績アップし、九州大学合格。

大学~大学院時代

生物の研究にますますハマり、九州大学大学院へ進学。実験データを得るのが技術的に難しく、また論文を書くことが本当に苦手で、標準で3年間の博士課程を6年かけて修了。

平成21年3月25日 九州大学大学院 理学府(甲第1091号)

“Mitochondrial phylogeny certified PGL (Paternal Genome Loss) is of single origin and haplodiploidy sensu stricto (arrhenotoky) did not evolve from PGL in the scale insects (Hemiptera: Coccoidea)”
「ミトコンドリア遺伝子系統樹によって確認された、カイガラムシにおける PGL の単一起源性と半倍数性の由来 」

主査: 矢原徹一(九州大学) 、副査: 粕谷英一(九州大学) 、舘田英典(九州大学)、荒谷邦雄(九州大学)

苦労した甲斐もあって、誰にも真似できない実験技術を習得し、論文の書き方のコツをつかむ。書けない人が書けるようになるノウハウを、自分の体験と後輩の指導で構築。

大学院修了後の職歴など

理学博士(九州大学大学院)。専門は生物学(特に、生態学や進化生物学が得意)。今でもフィールドワークと研究を続け、論文を発表し続けている。生きもの好き。

九州大学大学院での教員経験後、専門学校の専任講師に転職。

専門学校閉校後は、シンクタンク・コンサルタント業界に転職。

現在は、総合型選抜・学校推薦型選抜対策の指導、高大接続改革に対応した指導(特に課題研究・理数探究)と、2020年度以降の新大学入試対策を指導している。

一方で、研究を高校生や社会人に指導し、自らも研究を続けている。

 

AO入試指導に取り組むまでのいきさつと実績

専門学校では、それまで無名私立大学などに2、3名程度の合格実績しかなかった指導方法に疑問を持ち、

大学での教員経験を活かした独自の編入学合格メソッドを構築。

初年度は6名受験し、全員が国立大学合格。

全員理系。

次年度は9名が合格し、国公立大学を中心に文系理系を問わずさらに合格実績を伸ばす。

中にはひとりで3校に合格する学生も。

 

その後も実績を上げ続け、

学生・講師からも

編入学指導を受けるならヨコガワ先生へ

が合言葉となる。

 

噂が校長にも届き、指導を見てみたいとのリクエストに応え、

校長室で指導を行い、

「こりゃあ、合格するわ」

大学教員経験者ならではの理論に裏付けされた無駄のない指導方法

受験生個人の志望理由の引き出し方

に感心される。

 

専門学校の閉校のため退職し、

シンクタンク・コンサルタント業界にて

営業・調査・報告・コンサルタントなど

多岐の業務で活躍。

この経験でも、

データ分析や論理的な思考、相手の個性の理解と個性を活かした業務改善指導などで、

初年度からノルマの4倍以上の成果を上げる。

 

編入学指導を受けた卒業生から

「先生は本当に大学に行きたい高校生の救世主になってください」

との言葉に一念発起し、

志望理由書の救世主“として開塾。

「総合型選抜は志望理由書が8割」なので

得意な志望理由書の指導で実績を上げ続けている。

 

遠方や時間の都合で塾に通えない生徒を救うため、

主にオンライン(メール・Zoomなど)で指導を行っている。

2021年からはUdemy講師としても活動中。